ネトゲに出会ったおかげで学校で友達いなくても嫌なことがあっても平気になった話
どうも。無口おばけです。
私がネトゲに出会ったのは中学入学前なんですが、本格的にハマったのは中学時代なのでこっちに書くことにしました。

場面緘黙のせいで友達としゃべれず、孤独だった私にとって、ネトゲは唯一の友達でした。
真面目にネトゲがなかったら私の人生どうなってたかわかりません。
ってことで今回は私がどれだけネトゲに救われたかというお話です。
ネトゲはポケモンやドラクエの次元をはるかに超えていた
ネトゲ=オンラインゲームのことですが、このネトゲの面白さを知ってる人はまだ少ないと思います。
知ってたらオタクですね笑
あ、でも2000年以降に生まれた世代だと知ってる人の方が多くなってるかもしれません。
で、個人的な意見ですが、ネトゲは多くの引きこもりやうつ病の人を救う力があると思います。
ネトゲを知らない人のためにどんなゲームなのか説明します。
ネトゲ=オンラインゲームはオンラインで他のプレイヤーと同じフィールドで戦ったり交流したりできるゲームのことです。
ポケモン・ドラクエ・スマブラ・マリオカートなどの従来の携帯ゲームでは友達がいない人はコンピュータと対戦するしかありませんでした。
でもネトゲはネットで一つのゲームサーバーに多人数が同時接続できる仕組みになっており、日本全国、ゲームによっては全世界の人間と対戦することを可能にしました。
それだけでもすごいことです。
友達いなくても他のプレイヤーと対戦できるってだけでも私はネトゲに十分ハマったでしょう。
私は子供の頃一度だけ姉とポケモンで対戦したとき死ぬほど楽しかった経験があるので。
そしてネトゲのさらにすごいところは世界観が広いこと。
特に私がハマったのは戦争ゲームなんですが、100人 VS 100人で最大200人のプレイヤーが同時に同じフィールドで対戦するんです。
それも戦争なので個人戦じゃなくて団体戦。
元々勝負事が好きだった私にとってこの戦争系のネトゲは最高の趣味になりました。
ネトゲ内で初めて友達ができたときの話
ネトゲはゲーム自体が楽しいのもあるんですが、人と交流できることも楽しみの一つです。
特に学校でしゃべれない場面緘黙の私にとって、これは大きかったです。
ある日一人で(ソロで)モンスターを狩ってレベル上げをしてたら、「こんにちは」と声をかけられ。
「こんにちは」と答えたら「パーティー組みませんか?」とのお誘い。
で、喜んでオーケーしてパーティー組んで一緒に狩りをしました。
3人くらいのパーティーで狩りをしながら仲良くチャットで雑談。
私は学校でしゃべりたくてもしゃべれなかったのでチャットでは結構しゃべってました笑
で、しばらくして、そのパーティーに誘ってくれた人から「お友達になりませんか?」と言われてものすごーく嬉しかったのを今でも覚えてます。
そのゲームの中には友達制度があって友達になるとオンライン中いつでも個別チャットで連絡を取り合えるようになります。
学校で友達がいなかった私にとって、「友達になりませんか?」と誘われるという経験は初めてだったので本当にうれしかったです。
クランに誘われて仲間ができたときの話
さらに別にゲームでのこと。
これまた一人で狩りをしてたら突然見知らぬ女性キャラクターに話しかけられ、軽く雑談したのち、「クランに入りませんか?」というお誘いが。
クランというのはわかりやすくワンピースのたとえで言うと、海賊団みたいなものです。
戦争ゲームなので、昔の時代で言うと新選組みたいな一緒に戦うグループのことですね。
パーティーは一時的に組むものですが、クランはそのゲームしてる間ずっと一緒に戦う仲間です。
当時初心者だった私はよくわからないけどその人優しいし入ってみることにしました。
結果入ってよかったです。
そのクランのリーダーは高校生だったんですが、しゃべり口調が完全におっさんなので勝手に脳内イメージでおっさんを想像してしゃべてました笑
また誘ってくれた人は女性キャラクターでしたが、話してるうちにネカマとかじゃなくて本当に女性であることが判明して、とっても優しい人でした。
そしてなんとその人、ネトゲ内で知り合った人と結婚してました(゚Д゚)ノ
意外とあるみたいです。
ネトゲで出会って結婚。
まぁそういう出会いがあるのもいいですし、クランに入ったことで戦争中に連携プレイして敵の部隊を倒したときとか、最高に気持ちよかったです^^
ただちょっと残念だったのが、私が場面緘黙の影響か、チャット中になんて答えていいかわからずに固まって無視したみたいになって気まずくなっちゃうことが時々ありました。
普段全然しゃべってないとしゃべり方がわからなくなるからチャット中の会話も上手くできなくなるんですね。
まぁこれは私だけかもしれませんが、もう少し素を出してしゃべれてたらもっとクランのメンバーと仲良くなれたのになぁーというのが少しだけ心残りなところです。
ネトゲを通じて卓球部の先輩と仲良くなった
私がネトゲにハマった時期、具体的には2000年代ぐらいって、まだネトゲ黎明期というか、あまりやってる人はいなかったんですが、卓球部の先輩に一人やってる人がいました。
で、その人にこのネトゲやれって言われて紹介されたのが当時私がやってたネトゲとは違うネトゲだったんですが、やってみました。
このネトゲ、CMとかもやってて結構有名なので名前出しちゃうと「メイプルストーリー」です。
メイプルストーリーはそれまで私がハマってた戦争ゲームと比べるとアクション性や世界観には欠けるんですけど、プレイヤー同士の交流は他のどのネトゲよりさかんでこの部分が楽しいゲームでした。
メイプルストーリーはキャラクターが2頭身で顔が大きいんですけど、プレイヤーの表情をボタン一つで変えれるんです。
笑顔、悲しい顔、不満顔、怒り顔など。
これによりコミュニケーションが盛り上がりやすい。
さらにパーティークエストと言ってパーティーを組まないとできないクエスト(試練的なもの)があってしかもこのクエストでもらえる報酬がいいからみんなこのクエストをやる。
結果このパーティークエストを通じてプレイヤー同士が仲良くなりやすい仕組みでした。
で、卓球部の先輩に誘われた私は何度か、メイプルストーリーを先輩とチャットしながら一緒にプレイしました。
場面緘黙なので部活内ではしゃべりませんでしたが、メイプルストーリーを通じてその先輩とはだいぶ仲良くなりましたね。
つまりネトゲは学校でしゃべれない場面緘黙の人が友達としゃべる・仲良くなる手段としても使えると思います。
特に最近だとEスポーツでプロゲーマーを目指す中学生とか、YouTubeでゲーム実況する中学生とかも出てきてやってる人結構いるのでネトゲを通じて学校でも友達作りやすいと思います。
学校でどんなに嫌なことがあってもネトゲをやればすべて忘れられた
私は中学時代ネトゲ廃人でした。
廃人の定義によりますが、暇な時間のすべてをネトゲに費やしてました。
一応部活はやってましたが、部活のある平日でも5時間くらい(18時〜24時くらいの間に飯食う+風呂入る1時間を除いた5時間)
休日も部活以外の時間は全部ネトゲ。
少しでもネトゲやる時間を増やすためにテレビはワンピースとナルトという当時超人気だった2大アニメ以外見るのやめたし、夕食食べてすぐに風呂に入ることでそこから深夜までネトゲをやるためのまとまった時間を確保してました。
宿題は場面緘黙のせいで暇な休み時間にほぼ全部終わらせてました笑
時々ネトゲの世界に8時間に1回しか湧かないレアモンスターを狩るために深夜とか早朝とか、学校休んで平日の昼間とかにプレイしたこともあります。
学校休むのは主に本当に風邪引いたときですが、たまに仮病も使いました笑
おかげで成績は駄々下がり。
中学1年の最初の中間テスト、学年9位/200人。
中2の期末テスト、学年139位/200人とかにまで落ちて親に怒られました(+o+)
まぁでもネトゲで鍛えた集中力のおかげで、ちょっと頑張っただけで進学校への進学に問題ないレベルに成績戻りましたが。
何がそんなに面白いかって、200人で行う戦争で成績が出ることです。
戦争終了後にキル数(何人殺したか)、敵に与えたダメージなどで200人のランキングが出るんです。
このランキングで10位以内に入ることを目標にいつも頑張ってました。
結果的に、平日昼間など、主婦層のプレイヤーが多く、強い人が少ない時間帯なら最高3位になることができました。(1位にはなれなかった(+o+))
レベル上げだけでもある程度強くなれますがそれは他のプレイヤーも同じ、レベルマックス同士ならテクニックで差がつきます。
だからこのテクニック(敵の攻撃を避けたり攻撃を当てたりするスキル)を極めるために毎日プレイして頑張ってました。
私はネトゲをやってる時はかなり集中してて、携帯のバイブが鳴っても全然気づかない程でした。
そしてネトゲに没頭してるときは学校であった嫌なことは全部忘れられました。
場面緘黙でしゃべれないと何かと先生やクラスメイトから嫌な思いをさせられることがあります。
でもネトゲを始めてからは何があってもネトゲを一晩プレイするだけで全部忘れられました。
本当に心から思うんですけど、ネトゲがある時代に生まれてよかったです(*´▽`*)
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