親戚の家で怒鳴られたことがトラウマとなり、超引っ込み思案な子供らしくない子供になった話

親戚の家で怒鳴られたことがトラウマとなり、超引っ込み思案な子供らしくない子供になった話

親戚の家で怒鳴られたことがトラウマとなり、超引っ込み思案な子供らしくない子供になった話

 

どうも。無口おばけです。

 

今回は私が場面緘黙になるきっかけになったと思われる事件についてお話したいと思います。

 

幼稚園時代のことはあまり記憶が残ってないんですが、この事件のことは今でもはっきり覚えてます。


勝手におもちゃで遊んだらほぼ初対面のおじいちゃんに怒鳴られた

それは親戚の家でのこと。

 

当時の私は確か4歳くらいだったと思います。

 

私は子供だったので当然何かで遊ぼうとします。

 

で、親戚の家のロッカーの中におもちゃがたくさん入ってるのを発見しました。

 

 

それでそのおもちゃを勝手に取り出して遊び始めようとしたところ・・・

 

 

「人のモノを勝手に触るんじゃない!!」

 

 

とその家の家長であるおじいちゃん(母方の祖父)に大きな声で怒鳴られました。

 

まだ4歳だった私は親以外の人から怒鳴られるという経験はこれが初めてだったのでかなりビビって萎縮しました。

 

あまり覚えてないですが「ごめんなさい」も言えなかったと思います。

 

 

またうちの親は怒りはしても怒鳴ることはあまりなかったので、たぶん人生で初めて怒鳴られた経験がコレだったと思います。

 

 

私は元々度を越すレベルのシャイで場面緘黙の気があり、親戚の家などに行っても家族以外の人とはしゃべってませんでした。

 

でもこのときはまだ親や先生が私の育て方を間違えなければ修正して正常になれる可能性があったと思います。

 

 

しかし私の周りでは完全に私の場面緘黙をより強くするような出来事ばかり起こりました。

 

その第一の出来事がこの親戚のおじいちゃんに怒鳴られたこと。

 

それも無邪気におもちゃで遊ぼうとしただけで。

 

 

場面緘黙になる人は元々刺激に対する感覚が敏感だと言われてます。

 

だからこの出来事は当時の私にとってかなり影響が大きかったと思います。

それ以来超引っ込み思案になった

この出来事以降私は超引っ込み思案になりました。

 

私は元々シャイで大人しい子供でしたが、本来たぶんそれはただの強い人見知りで、慣れれば普通にしゃべれる子供だったんだと思います。

 

3歳下の妹と遊ぶ時は常に自分が遊びを仕切って偉そうにしゃべってましたから。

 

 

しかしこの親戚のおじいちゃんに怒鳴られる事件が起きてから私のシャイさが異常に強くなり、超シャイな上に超引っ込み思案な子供になりました。

 

自分から人に甘えることはほぼなくなりました。

 

 

我慢することを覚えて、子供らしくない子供になりました。

 

何かやりたいことがあってもやらない。我慢する。

 

 

勝手に遊んだら怒鳴られたことがトラウマのように強く私に影響を与えた結果、

 

「勝手に何かしちゃいけない」
「勝手に何かしたら怒られる」

 

と脳みそに強烈に刻み込まれたんだと思います。

 

 

その結果として、幼稚園で遊びに混ざりたくても

 

「断られたらそどうしよう。嫌がられたらどうしよう」

 

と思うと絶対自分から混ざれませんでしたし、

 

いろんな場面で常に引っ込み思案になりました。

 

 

たとえば先生がお菓子配ってるときに欲しいけど自分から取りに行ったら怒られるかもしれないから取りに行かない。

 

とか。

 

 

普通の子供なら我先にと喜んで行く場面で、私だけ行かない。

 

ということが多かったです。

 

 

他にも小学校の入学のときに上級生からの入園祝いのプレゼントがあって先生が配ってて全員がもらえたんですが、先生が

 

「まだもらってない人手上げて〜?」

 

と聞いたときにももらってなかった私は手を挙げませんでした。

 

「本当は欲しいけど目立ちたくないしモノを欲しがるのは悪いことと思ってた私はもらえなくても別にいいや」

 

と思ってました。

 

結局先生が気づいてくれてもらえましたが、「なんで手挙げなかったの?」と怪訝そうな顔をされました。

 

 

この引っ込み思案は何か行動しようとすると頭の中の引っ込み思案くんが必ずブレーキをかけて止めようとしてくる。

 

そんなイメージです。

 

 

これはしゃべろうしてもしゃべれない場面緘黙の人がしゃべろうとすると強烈なブレーキがかかって声が喉を通らなくなるのとも近い感覚なので、この事件が私の場面緘黙の気を助長したのは間違いないと思います。

 

 

ってことで元々シャイで人見知りが強かった私は場面緘黙になる気が強かったんですが、親戚の家でほぼ初対面のおじいちゃんに怒鳴られたことがトラウマとなってその気に追い打ちをかけ、完全な場面緘黙になったのかなと大人になった今分析してます。

 

 

そういえば最近、幼少期に知らないおじさんから怒鳴られたことがトラウマになってPTSD(心的外傷後ストレス障害)というメンタルの病気になってしまった子供がいて、親がその人を訴える事件がニュースになってるのを見ました。

 

私も完全にその子と似たような感じです。

 

 

あの出来事がなければ引っ込み思案になることなく、普通に楽しい子供時代を送れたはずの私は、子供なのに我慢することを覚え、普通の子供らしい楽しさを味わえなくなってしまいました。

 

子供の頃の家庭環境などが原因で子供ながらに大人にならざるを得ず、子供らしい子供時代を送れなかった子供をアダルトチルドレンと呼びますが、私はこの出来事がきっかけでアダルトチルドレンになりました。

 

 

そして場面緘黙になりました。

 

まぁ場面緘黙は元々なってたとも言えますが、この出来事がきっかけでまだ幼少期に治る可能性もあった状態から、絶対治らない状態に悪化したという感じですね。

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