部活で大逆転負け+顧問の糞アドバイスのせいでイップスになり、選手生命を失った話

部活で大逆転負け+顧問の糞アドバイスのせいでイップスになり、選手生命を失った話

部活で大逆転負け+顧問の糞アドバイスのせいでイップスになり、選手生命を失った話

中学で卓球部に入り、カットマンになった私。

 

根が真面目で卓球大好きで練習熱心だった私は同学年の卓球部メンバーの中でも比較的上位に入る実力に育ちました。

 

 

ピーク時は1年生のときに参加した地方の学年別大会でベスト4。

 

さらに一度全学年共通の大会で前大会の優勝した第1シードの選手を破る大金星を上げたことも。

 

強いというだけで他の中学の人にまで「○○君すげー」と尊敬されてしゃべれないのに仲良くなったりしました。

 

 

 

しかし私が卓球強かった時期はとっても短かったのです。


1個上の格上の相手を9:1に追い込んでからの大逆転負け

あれは中2のとき、地方大会でベスト8を決める戦い。

 

私の相手はその大会でいつもベスト4以内に残る1個上の強敵。

 

実力的には格上の相手でしたが、超攻撃的カットマンという当時田舎の中学にはほとんどいなかった戦術で相手を翻弄し、フルゲームで9:1、残り2点で勝てるところまで追い詰めました。

 

 

そのとき私を応援してたのは卓球部で同じカットマンのR君一人のみ。

 

しかし私が格上相手に勝ちそうになってることを知った人が「○○が勝つぞ!見に行こう」とみんなに呼びかけて応援が一気に1人から15人くらいに増えました。

 

 

それまで格上相手の負けて当然の勝負だったことからプレッシャーを感じることなくプレイしてた私。

 

しかし「あと2点で○○が勝つ!」と誰かが叫んだのを聞いて急激にプレッシャーが襲ってきました。

 

 

みんな私が勝つと思ってる。

 

絶対負けられない…。

 

 

そこからはまったく自分のプレイができなくなりました。

 

そして私がミスをするたびに応援のみんなが「あーー。」とため息をつきました。

 

それによりミスしちゃダメだとさらにプレッシャーが上がる。

 

それで何度もみんなの「あーー。」を聞いてさらにプレッシャーが上がる。

 

 

そのループで完全にパニック状態になってました。

 

 

で、もうそこからはわけがわからないレベルでミスし出し、さらに私が弱くなったのを見た相手が急に気力を取り戻して本気になり…。

 

で、1回だけ相手の凡ミスで1点とってマッチポイントを取るも、私は何もできずに9-2でリードしてたところから10-12で大逆転負けを喫してしまいました。

 

 

応援が来なければ間違いなく勝っていた試合。

 

応援が来たことが完全に逆効果となって負けました。

 

 

そしてこの大逆転負けはただ1回試合に負けただけにとどまらず、トラウマとなってその後の私の卓球の選手生命を奪う原因にもなりました。

元カットマンの顧問からの糞アドバイス

前の記事で卓球部に怖いコーチがきたことをお話しました。

 

しかし幸いなことにそのコーチは女子の担当になり、男子には別の先生が顧問につきました。

 

しかしこの先生はこの先生で私にとって害悪でしかない存在になりました。

 

 

その糞顧問の名はS顧問と呼びます。

 

 

S顧問は元カットマン。

 

カットマンはカットだけしてればいいという頭の固い人でした。

 

 

で、卓球部って試合中、1セット終わるたびに顧問の先生にアドバイスをもらいに行くんですけど、この先生が私に言うことはいつも同じ。

 

「攻撃するな」

 

これしか言いません。

 

 

まぁ私は人の言うことなんて聞かないのでそれでも攻撃するんですが、そうするとS顧問は怒って

 

「攻撃禁止!攻撃したら1回やるごとに叩くからな」

 

と脅してきました。

 

 

確かに私は攻撃ミスで自滅して負けるパターンは多かったです。

 

傍から見たら攻撃しない方が強く見えるでしょう。

 

 

でもそれは表面しか見てないから言えること。

 

 

カットマンの攻撃は相手選手にめっちゃプレッシャーを与える効果があります。

 

カットしかしないカットマンが相手なら安心して戦えるのに対し、時々攻撃してくるカットマンは常に攻撃を警戒しながら戦わなきゃいけないから安心できない。

 

それにより自分が攻撃をミスする以上に相手のミスが増えて試合を有利に進められます。

 

 

そして私が卓球強くなって、格上の選手に勝てたのは全部攻撃のおかげでした。

 

カット自体はそこまで上手くなく、冒頭に書いた第1シードの選手はその地域で一番強いカットマンだったんですが、この選手に私が勝てたのは完全に彼が攻撃下手で私が攻撃上手だったから。

 

+相手は格下に負けられないっていうプレッシャーがあったのも大きいですが。

 

 

とにかく私がこれまで卓球の試合で活躍できたのは全部攻撃のおかげで、攻撃がなかったら私は勝てなかったんです。

 

そんな私に攻撃するなというアドバイスをするとかマジでセンスなさすぎでしょう。

 

 

しかし叩くと脅すから、私はS顧問が見てる前では攻撃がしずらくなりました。

 

さらにそれだけでなく、試合中常にこのS顧問に見られてる・監視されてるっていうプレッシャーにより試合中体が緊張して動きが悪くなりました。

 

それにより凡ミスしやすくなり、どんどん卓球が弱くなっていきました。

イップスになり、全試合1回戦負けしかできなくなる

みんなの前で大逆転負けしたことがトラウマになったこと。

 

私が攻撃しないよう見張ってるS顧問の監視の目。

 

 

この2つにより、私はイップスを発症しました。

 

イップスというのは元々はゴルフ用語ですが、ゴルフ、野球、卓球などのスポーツのプロ選手の選手生命を奪ってきた恐ろしい病気です。

 

症状は試合などのプレッシャーがかかる場面で自分の思い通りの動きができなくなること。

 

 

私の場合、卓球の試合中イップスになると、自分の体が自分の体じゃないみたいになって、サーブすらまともに打てなくなりました。

 

それによりイップス発症後の試合は全試合1回戦負け。

 

3年の引退試合では1年の初心者に負けました。

 

 

卓球でなる人は少なく、私の学校では私以外にイップスの人は見たことなかったんですが、アメリカの研究者によると、ゴルフ選手の33〜48%にイップスの経験があるとかで、ゴルフ選手に特に多いようです。

 

 

原因はトラウマが多く、一度なるとやっかいでどう頑張ってもなかなか治りません。

 

イップスになった人はどうにか頑張って克服するか引退するかのどちらかですが、引退する人が多いです。

 

 

卓球でもあの水谷に勝った天才、坂本竜介選手がイップスにより引退を余儀なくされました。

 

 

野球イップスの例

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=ZqMkw1GgY3E

 

当時はイップスという言葉を知ってる人なんて誰もいないから誰からも理解されず、ただプレッシャーに弱い弱虫みたいにしか思われてなかったです。

 

 

そして一度はベスト4になったり、第1シードを倒したりで注目を浴びた私は地方大会では軽い有名人みたいな感じで名前を知られてたので、それまで強い私を尊敬してた人たちがイップスになり弱くなった私を馬鹿にするようになり…。

 

それより自分でも卓球強いっていう自信があったところから一気に弱くなったことで自信がなくなり、精神的にかなり落ち込みました。

 

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