【卓球部】しゃべれないせいで本当は攻撃型になりたかったのにカットマンになってしまった話

私は中学で卓球部に入りました。
卓球は子供の頃から親とたまにやってて好きだったので最初から卓球部に入ると決めてました。
で、入部後しばらくして、場面緘黙のせいでうまく意志が伝えられず問題が起こったというお話です。
卓球部入部直後、怖い先生がやってきた
私の中学の卓球部はなぜか私の同学年の入部者が異常に多かったです。
男子だけで30人近くいました。(全学年200人弱でうち男子100人ぐらいなので約3分の1の人が卓球部に入ったw)
たぶんこの少し前に愛ちゃんの愛称で人気の「福原愛」がオリンピックで最年少出場して大活躍したことで卓球ブームがあったんでしょう。
ちなみに1個上の先輩は10人ぐらい。
この人数だとどう考えても練習場のキャパが足りません。
卓球台10台ぐらいに対して
- 3年生7人くらい
- 2年生10人くらい
- 1年生30人くらい
で合計50人近く=25台必要な計算ですからね。
しかも女子もいましたし。
だからか、1年生は本気の人以外を辞めさせようと練習メニューがきつくなってました。
1年生の練習メニュー
- ランニング20周
- 素振り30分
- 多球練習
で、普通に台を使って練習できるのは上級生が休憩中の15分のみ。
特にランニング20周はかなりきつく、走れずに歩いてる人が結構いたり、ズルしてる人もいましたね。
私は真面目なので頑張って走ってましたが。
この練習メニューだけでもきついんですが、それよりももっときつかったのが私たちが卓球部に入部した直後にある日突然卓球部に現れた鬼コーチ。
サボってる人を見つけてはものすごい剣幕で怒鳴る。みんなこのコーチにビビってました。
で、このランニング中心のきつい練習と鬼コーチによってやる気のない人はみんな辞め、残ったのは20人くらい。
つらい練習&鬼コーチのしごきに耐えたことでこの残ったメンバーは結構仲良くなりました。
で、それはいいとしてこの記事の本題、戦型について。
怖い先生との面談にビビって言われるがままカットマンになってしまった
卓球には戦型=プレースタイルがあることはご存知ですか?
- ドライブ攻撃型
- 前陣速攻型
- カットマン
主にこの3つ。
中学の部活ではさらに
ショートマン
という、異質ラバーを使ったブロック主戦の戦型もあります。
で、私がなりたかったのはドライブ攻撃型。
当時ちょうど全日本選手権の卓球男子で水谷が高校生のときに最年少優勝したぐらいのタイミングだったんですが、私は水谷のプレイに憧れてました。
で、この戦型は正直生徒の自由でいいじゃんって思うんですが、部内にある程度いろんな戦型の人がいないと「カットマン対策の練習」とか、「ショートマン対策の練習」とかができないんですね。
だから20人全員がドライブ攻撃型になっちゃったら顧問の先生としては困るわけです。
そしてこの戦型を決めるやり方が一人ずつ個室に入ってあの怖いコーチと2人きりで面談をして話し合うというものでした。
この時点で場面緘黙の私には暗い未来が見えました。
で、各戦型の特性的に
- デブは動けないのであまり動かなくていいショートマン(笑)
- 身長高い人はリーチが長いのでカットマン
- それ以外は攻撃型
という決め方をする感じでした。
私の場合、一応コーチに
「ドライブマンになりたいです」
と言ったんですが、
「お前はカットマンが向いてる」
と言われて黙ってたら、
「部屋に入るときの弱々しさ、声の小ささ、慎重そうなところからして守備型だ!」
と言われて反論できなくなり、
「…わかりました。」
と言ってしまい、カットマンになりました。
正直納得できたわけではありませんが、私が今のコミュニケーション能力でこの先生を説得するのは絶対ムリだと悟ったので諦めました。
まぁ別にカットマンでも攻撃できないわけじゃないし、攻撃的なカットマンになればいいやと開き直りました。(実際超攻撃的なカットマンになりました)
ちなみに1年生でカットマンは私以外に1人だけだったので、やはりカットマン志望者が足りなかったってことですね。
ちなみに私背はめっちゃ低くて、身長160cmです^^;
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