卓球部入部時に名前を聞かれて、声が小さすぎて耳元でしゃべったのに通じず5回聞き返された話

場面緘黙が治った私はコミュ障でしたが、私のコミュニケーション力で一番の問題点は声が小さいことでした。
場面緘黙が治ったばかりの大学時代、声が小さいことを指摘されるのは日常茶判事でした。
そのことがよくわかる出来事が卓球部入部時。
私は大学を決める段階で最初から卓球部に入ると決めてました。
卓球が強いという理由で選んだ大学でしたし。
で、体育館で練習してる卓球部に行って最初に聞かれたのが名前。
先輩に名前を聞かれたので答えました。
でも聞き取れなくて聞き返されました。
で、耳元で精一杯大きな声で言いました。
それでも通じずに聞き返されました。
このやりとりを5回くらいやっても通じず、結局「紙に書いて」と言われて紙に書きました^^;
私の声って本当にそれぐらい小さかったんです。
それに低くて雑音に打ち消されやすい声でした。
体育館では卓球とバスケとバレーが行われてたんですが、ボールがバウンドする音、シューズが床とこすれ合う音、声出ししてる人の声など、結構雑音が多いです。
私の声はこういう雑音がある場所では本当に耳元でしゃべっても通じないレベルで通りにくかったのです。
また私の名前は「みしま」と言うんですけど、みしまって発音が難しいんです。
今までも電話で名前を聞かれたときに「みしまです」って答えたのに
にしまさん?
たじまさん?
たかしまさん?
なかじまさん?
などと全然違う言葉に聞こえてしまうことがよくありました。
(みしまのMが特に聞き取りにくくて後半のしましか聞き取れないからこんな感じで誤解される(;_;))

声の小さい私は自分の名前すらまともに伝えられなかったのです。
声が小さいと言われるたびに自信をなくして余計に声が小さくなる無限ループ
で、この声小さいって私には禁句みたいなものでした。
だってこれ言われちゃうと自分の声に自信をなくすので余計に声が小さくなるからです。
ぶっちゃけ声の大きさって自信と比例するんですよね。
自信のある人は声が大きくて、自信のない人は声が小さい傾向があると思います。
で、たたでさえしゃべることに自信がなくて声が小さいのに、周りから「声小さい」と言われまくるせいで余計に自信なくして声が小さくなってしまう。
普通場面緘黙克服した人は少しずつしゃべることに慣れていって自信がつくにつれて徐々に声が大きくなっていくものだと思うんですけど、
私の場合私が場面緘黙だったことなんて誰も知らないし、みんな当たり前のように声小さいと指摘するからいつまで経ってもしゃべることに対する自信が育たない。
おかげで私の声はずっと小さいままでした。
まぁ大学のときに居酒屋でバイトして声出しの練習とかさせられてたので入学時と比べたらだいぶマシにはなりました。
それでもその後社会人になってからも声の小ささを指摘させられる頻度は変わらなかったので、結局一般人の基準で言うと小さいまま。
飲食店で注文するとき「すいません〜」と言っても気づいてもらえないので店員と目が合うのを待って目が合った瞬間に手を挙げながら言うようにしたり。
ラーメン屋で「ごちそうさまでした。」と言ってもたいてい店員に気づかれないので言わなくなったり…。
バイトの居酒屋での接客では出そうと思えば声が出るのに普段の声が小さいのはコミュ障でしゃべることに自信がないからでしたね。
- 人としての自信
- 声への自信
- しゃべることへの自信
最終的にこの3つが揃ってから初めて人並みに声が大きくなりました。
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