ドイツ留学したら先輩にムカついて家にいたくないので一人旅しまくった話
私は大学2年のときに初めて海外に行って以来、海外に住みたい願望がありました。
そんな私の移住先候補ナンバーワンの国がドイツでした。
理由はソーセージが大好きだったから+ドイツのライフワークバランスがよかったから。
あとなんとなくですが自分がドイツ人気質な気がしてて合ってそうだからというのもありました。
で、私大学にはドイツの学校との交換留学プログラムがあり、2か月ほどですが、格安の料金で留学できたので、参加することにしました。
本当は3年の時に行きたかったんですが、その時は定員オーバーで行けず、4年の時に行くことになりました。
ソーセージ好きだし、元々日本より欧米の方が合ってた私にとってドイツ留学は楽しいものになるはずでした。
でもそうはならなかったのです…。
外国人と同じ寮になるはずがなぜか日本人5人で同じ部屋に…。
それまでそのドイツの短期留学プログラムに参加した人はみんな英語の練習ができるよう、外国人と同じ寮になるように手配されてました。
私たちが行ったときも本当はそうなるはずでした。
しかし、学校に到着して寮を案内されたタイミングで初めて聞いたんですが、今年は寮に空きがないからと、日本人だけで5人部屋に住むことになりました。
しかもその部屋は学校からだいぶ離れた場所にある家族向けマンションの一室。
もはや寮ですらなかったんです…。
隣人とか大学生じゃなくて一般人でしたからね。
しかもその地域に住む人は英語がわからない人が多く、マンションの管理人も英語ができず、最初の日は同行した学校のサポーターの人がドイツ語でやり取りしてました。
この不運は本当に最低最悪レベルのものでした。
なぜなら、普通に学校の近くの寮に住めた場合は、よく寮内行われるパーティーで友達を作りやすい環境だったから。
その環境が私たちにはなかった。
ただでさえシャイで友達作りにくい日本人には酷でした。
その日本人の中でも日本一レベルでシャイ&コミュ障の私にとっては特に。

おかげで私はドイツでほとんど友達を作れませんでした。
先輩に言われた一言に心臓が凍った
そしてひどかったのが一緒にいった日本人。
私以外の4人は全員同じ研究室の人で、私だけ別の研究室。
で、その4人のうち2人は1個上の先輩、2人は私と同学年でした。
同じ部屋に住むからにはそれなりに会話したんですが、声の小さい私はここでも「もっと大きい声でしゃべってくれない?」と言われました。
で、「地声が小さいんです」と言ったら「なんでそんな小さいの?」と言うから「しゃべることに自信がないからだと思います」って言ったら
「もしかして自分を変えたくてこのプログラムに参加したの?」
と言われて、ちょっと踏み込み過ぎだろこの先輩と思いつつ、「いやそれは関係ないです。普通にドイツが好きだから」的なことを言ったんですが、
この先輩
「これを機会に変わろうよ」
と言ってきました。
私は心の中で思いっきり
(はぁ?何言ってんのこの人…。)
と思いました。
私がそれに応えずにいると、周りの人たちもその先輩に同調して、
「そうだよそうだよ」とか「俺たちも昔はそうだったんだよ」とか言ってきて…。
いやいやいやいや待て待て。

私たちほぼ初対面ですよね?
なんでそんなに人を見下せるの?
男のプライドというものを知らないの?
と本気で思いました。言わなかったけど。
この先輩の一言とそれに同調した他の人たち。
もう私はこの人たちとは絶対仲良くできないと完全に心を閉ざしました。
私にとっては1個上ってだけで初対面なのにため口でしゃべること自体ありえないんですが、1個上なだけでまるで人生の先輩で自分に人にアドバイスする権利があると思っちゃってる時点で完全に無理です。
それはその部屋に住んで初日に起きたことなんですけど、もう初日から私はその部屋を出ていきたくなりました。
部屋にいたくないので一人旅しまくる
で、大嫌いになった日本人たちと同じ空気を吸いたくなかった私は学校がない土日は一人旅しまくるようになりました。
学校でもドイツ語の授業で一度クラス分けがあって別のクラスに行きたい人手を挙げてって言われて他の日本人が手を挙げないのを見て手を挙げて、私だけ別クラスに行きました。
一度クラスメイトに「あなた他の日本人嫌いなの?」と聞かれて「うん。大嫌い」と真顔で答えました。
できればドイツ人とかドイツ語のクラスにいる他のヨーロッパ人とかと友達になって一緒に旅行とかしたかったんですが、コミュ障の私は友達出来ず。
ドイツ語の授業のメンツはとがってて面白い人ばかりで、少し勇気出してみんなでご飯行こうとしてるとこに混ざれば良かったなと今では思います。
最終的に1度だけ日本語教室で知り合ったドイツ人と男2人でクリスマスマーケットに行ったんですが、誰かと旅行したのはそれだけでした。
まぁ一人旅は一人旅で自由で楽しかったです。
ただドイツは電車が遅れることが多く、1本逃して1時間待ちぼうけとかもよく体験したんですが、一人だとそういうとき暇すぎて死にそうになるので、ドイツを旅行するなら2人以上の方がいいなと思いましたね。
関連ページ
- 大学で場面緘黙は克服したけど後遺症のコミュ障&人見知りで友達ができなかった話
- 大学に入って場面緘黙を克服した私。 でも辛いのはこれからでした。 実は場面緘黙は後遺症の方がつらかったのです。
- 卓球部入部時に名前を聞かれて、声が小さすぎて耳元でしゃべったのに通じず5回聞き返された話
- 大学で場面緘黙症を克服した私は、後遺症で声がめちゃめちゃ小さかったです。 そのことがよくわかる出来事が大学の卓球部入部時にありました。
- 海外に短期留学した時に英語ならコミュ障にならないことに気づいた話
- 場面緘黙症の後遺症のコミュ障のせいで大学で友達はできず、大学がつまらなすぎた私は何かしたいと思って目を付けたのが海外留学。 そこで英語生活をして気づいたのが英語ならコミュ障にならないことでした。
- コミュ障克服したくて接客系のバイトの面接を受けたら30回連続で落ちた話
- コミュ障を本気で克服したい。 そのためにしゃべることに慣れない。 そう思った私は接客系のバイトをすることにしたんですが、バイトの面接に受からず、なんと30連敗してしまいました。
- しゃべらなかったせいで誤解され、研究室の怖い先生の所に一人で行かされた話
- 理系の大学だったので研究室に入ったコミュ障の私。 そこで出会ったのが理不尽な先生。 なぜかコミュ障の私がその先生相手に一人で交渉に行く羽目になった話です。
- コミュ障すぎて濡れ衣を着せられ、研究室の先輩に人間の屑扱いされた話
- 大学の研究室に最低最悪の悪の帝王的な先輩がいました。 私はその先輩が大嫌いでしたが、その先輩もコミュ障の私が嫌いだったので、ある日濡れ衣を着せられて説教され、人間の屑扱いされました。