弓道部の先輩がしゃべらない私に優しすぎて感動した話

弓道部の先輩がしゃべらない私に優しすぎて感動した話

弓道部の先輩がしゃべらない私に優しすぎて感動した話

私は卓球が好きでした。

 

だからイップスになって全試合1回戦負けするようになっても最後まで続けました。

 

で、高校でも卓球部に入るかは結構迷ったんですが、入らないことにしました。

 

 

卓球部に入ってもイップスのせいで上手くいかないのはわかってたし、中学時代の経験からイップスを治すのは相当難しく、無理に近いと思ってたので。

 

それにイップスになって弱くなった私を馬鹿にした人たちにまた会うことになるのも嫌でした。

 

 

で、じゃあどうしようと思って、なんとなく面白そうという理由で弓道部を選びました。

 

メンタル鍛えられてイップス治せるかもって思ったのもあります。

 

 

 

そしてこの選択は私にとって人生で一番の正解だったと思います。

 

タイトル通りですが、弓道部の先輩の優しさに触れられて感動したからです。


弓道部の先輩の優しさに感動

私は今までの人生で人から優しくされたことが少なく、それよりはひどいことをされるばかりで、完全に人間不信になってました。

 

親すら信じてませんでしたからね。

 

 

だから弓道部に入って先輩にあんなに優しくされたのは人生で初めての経験。

 

「世の中にはこんなに優しい人がいるんだ…。

 

と思い、初めて人間っていいなと思いました。

 

 

弓道部はマイナー競技なこともあり、入部者が少なく、特に男子の1年生は4人だけで、なおかつ私以外の3人は全員経験者。

 

で、初心者の1年生は私以外に女子が5人くらい。

 

 

弓道は経験者は最初から道場で弓を引く練習ができますが、初心者は弓を引けるようになるまでに3か月くらいかかるので最初は基礎練習でした。

 

主に

 

  • 素引き(弦を引っ張るだけ)
  • ゴム弓(矢を使わない練習用の弓で離す練習をする)
  • 巻き藁(的の代わりに藁に向かって弓を射る)

 

をやります。

 

 

これを初心者の女子と一緒に先輩に教わりながらずっとやってました。(ハーレム笑)

 

 

で、この教えてくれる先輩がほんっとーーーーに優しかった。

 

それも一人じゃなく、あの先輩も、あの先輩も、あの先輩も…先輩のほぼ全員がめっちゃ優しかったんです。

 

たぶん弓道やろうとするのが内向的で大人しい人が多いからというのもあるんでしょうけど、本当に弓道部は天国かってぐらい優しい人ばかりの世界でした。

 

 

特に私は初心者で唯一の男子だったこともあり、女子の先輩からも男子の先輩からも可愛がられました。

 

また女子の先輩の中には私をかわいい!と言って後ろから抱きしめてくる人もいました。

 

物心ついた頃から親に甘えたことがなかった私には人から抱きしめられた経験もなかったので、優しさに包み込まれるみたいでとっても心地よかったです。

 

 

ってことで弓道部は今も思い出すと泣きそうになるくらい人の優しさに触れられたいい思い出です。

 

1〜2年だけの短い期間ではありますが、弓道部の練習時間は、本当に一生あの世界にい続けたいって思うくらい幸せな時間でした。

 

 

正直私は中学まで嫌なことがありすぎて人間嫌いでしたし、精神も病みまくってたので将来犯罪者になってしまう可能性とかもあったと思います。

 

でもこの弓道部で人の優しさに触れられて人間っていいなと思えたことでその可能性はなくなりました。

 

 

本当にしゃべらない私を一切差別することなくやさしく接してくれた弓道部の先輩たちには感謝してもしきれません。

 

連絡先交換してなかったのでその後会ってないですが、もしまた会えたら感謝の気持ちを伝えたいです。

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