集団での会話が苦手なのは内向的な人なら当たり前だから気にしなくていい
集団での会話が苦手。
2人ならしゃべれるけど3人以上だとまったくしゃべれない。
これは多くのコミュ障共通の悩みだと思います。
でもこれは内向的なら当たり前のことなので悩まなくていいんですよ。
集団での会話が苦手なのは内向的な人の性質
世の中には内向的な人と外交的な人がいます。
その比率はほとんど半々。
外交的な人は外(=社会)に関心があって内向的な人は内(=自分の内面)に関心があります。
世の中では外交的な人、明るく元気な人が理想で内向的で大人しい人・非社交的な人は自分を変えるべきみたいに言われてますが決してそんなことはないです。
内向的な人には内向的な人のよさがありますから。
で、集団での会話が苦手、というのは内向的な人に特有の性質です。
なぜ内向的な人が集団会話が苦手かというと、感受性豊かな分人との会話中に受け取る情報量が多すぎて、1:1ですらいっぱいいっぱい、2人以上になるとその情報量に対処しきれなくてパニくるから。
情報って何かというと相手の表情とか声のトーンとか話の内容から得られる相手の気持ちとかですね。
内向的な人は外交的な人と比べて会話中無意識に相手の気持ちを察しようとする傾向が強いんです。
でもこれは1:1ですら結構難しいことなので2人以上は無理なんですね。
この辺りのことはスーザン・ケインさんの本に詳しく書いてるので参考に読むといいです。
この本読むと内向的な自分はダメじゃないんだ、そのままでいいんだとわかって自信持てますよ。
そしてそれだけじゃありません。
内向的な人は相手に気を遣いすぎる傾向があるため、会話中常に
- 人の会話を邪魔しないようにしなきゃ
- これ言ったら空気読めない発言にならないかな
- これ言ったら相手を傷つけないかな
- 伝えたいことはあるけど言い方はこれがいいかな、いや違うかな
みたいな感じでめっちゃ考えてるんです。
で、会話の流れの中でそんな風に迷ってら当然発言の機会を見失ってしゃべれないですよね。
迷ってるうちに他の人がしゃべり出すので、話を振られない限りなかなか発言できない。
大体言いたいことはあるけどそれをどう言うか考えてるうちに他の人がしゃべり出して話題が次に行っちゃってしゃべる機会を失う、ってことが多いです。
しゃべりたいことを思いついてから発言するまでに少し時間がかかるので1:1ならよくても、集団会話だと間に合わないんですよね。
あとは話題が自分が興味ないことだと特にですが、コミュ障なので単純に何を言っていいかわからなくて固まることもよくあります。
ってことで私はコミュ障で集団会話は苦手ですが、それは自分の性質だから仕方ないと割り切ってます。
もちろん社会で生きてる以上、集団での会話が必要になる場面はありますが、それをうまくやれないことで少し不利になることはあっても、別に生きていけないわけではないのでそのままでいいと思ってます。
自分の得意な事なら集団でも案外しゃべれたりする
そんな私ですが、今までの経験上、集団でも意外としゃべれたことはあります。
それは自分が得意なことをしてるときです。
一つは仕事のミーティング中。
私は仕事ができる方でした。
それもあってか、ミーティングではなぜか自分がコミュ障であることを忘れてバンバン発言してました。
昔の私だったらたとえば大学の部活のミーティングとかでも、ほぼ発言しなかったし、大学のクラスで議論する場面でも一切発言しませんでした。
仕事のミーティングであんなにしゃべれてたのは仕事ができて、自信があったからだと思います。
もう一つは趣味のポーカーを初心者に教えてるとき。
実は仕事中昼休みに職場の人にポーカー教えてやってたことがあるんですが、そのときも自信があるからかしゃべれました。
あとはフィリピン留学中英語で議論するとき。
日本人で私より英語しゃべれる人はほとんどいないので自信が持てるためか、やっぱりよくしゃべれました。
ってことで私の経験上自分の得意な事で自信が持てる場面でなら、集団でも案外しゃべれる感じです。
ちなみに同じポーカーでも熟練者しかいない普通のポーカーテーブルではほとんどしゃべりませんし、英語も自分よりペラペラな人しかいないときはほとんどしゃべれません^^;
自信があるかないかでしゃべりやすさがだいぶ変わる感じですね。
関連ページ
- 声を大きくするためにボイストレーニングを受けたらコミュ障改善に効果あった
- 声が小さい 声小さいと言われる 自信をなくして余計に声が小さくなる の無限ループから抜け出したいと思って見つけたのがボイストレーニング。 受けてみたらめっちゃ効果ありました。
- コミュ力上げるためにフィリピン留学のマンツーマンレッスンを1日8時間受けてみた
- 人としゃべりまくって経験値を積んでコミュ障治すため、フィリピン留学のマンツーマンレッスンを1日8時間受けてみました。
- 場面緘黙の後遺症で一番の問題は劣等感!劣等感の克服方法
- 場面緘黙の後遺症。 その一番の原因は劣等感にあり、劣等感を克服しない限り、場面緘黙症の後遺症は治りません。 この記事では劣等感の克服方法を紹介します。