しゃべれないせいで抵抗できずトイレ掃除中ずっと密室でイジメられてた話

前回話した通り、私の小学生時代のイジメは小2にときに1回きりで終わりました。
でもそのときのイジメの主犯はずっと私を憎んでたようで…。
その子にまたイジメられることになりました。
密室で2人きりのトイレ掃除で、イジメが始まった
その子の名前はY君。
小学校には掃除の時間がありますが、私は小5のときトイレ掃除でY君と2人での担当になりました。
で、Y君は前の記事で話した私に優しくしてたクラスで一番かわいい女子のことがかなり好きだったらしく、私のことをだいぶ憎んでました。
それでY君はいつか私をイジメてやろうとたくらんでたようです。
トイレ掃除が2人きりになったのは名前の順でたまたまでしたが、私をイジメたかったY君にとっては絶好の機会だったのでしょう。
具体的ないじめの内容は、主に言葉の暴力でした。
トイレの中で誰にも聞かれる心配がないのをいいことに、Y君は毎日私に罵詈雑言を浴びせてきました。
具体的にはあまり覚えてないんですが
「お前なんて生きてる価値ない」とか
「しゃべれないなら死んだ方がいい」とか
そんな感じの言葉だったと思います。
また時々暴力も振るわれました。
まぁあざとかが残るような暴力ではなかったのでそんなに痛くなかったですが。
このとき私は体の暴力より言葉の暴力の方が全然痛いということを理解しました。
たぶんあざとかできるぐらい殴られてたとしてもそう思ったんじゃないかと思います。
やり返したかったけどしゃべれないからやり返せず悔しかった
このイジメはY君と私の1:1です。
だからやろうと思えばやり返すこともできたと思います。
実は私はY君にいつかやり返してやろうと思ってひそかに筋トレしてました。
喧嘩になっても勝てるように。
でも結局一度もやり返せなかった。
なぜか?
しゃべれなかったからです。
しゃべれない私がやり返すとしたら暴力しかないんですけど、いきなり殴るのってなんかおかしいと思ったんですよね。
完全にドラマとか漫画とかのイメージですが、普通喧嘩ってどっちかがキレて「ふざけんなー!」とか叫んでから始まるじゃないですか?
私にはこの「ふざけんなー!」が言えない。
だから喧嘩を始められない。
しゃべらない私にとって、言葉の暴力中心の1:1のイジメで相手にやり返すってことがまさかこんなに難しいとは思いませんでした。
イジメられてた時は常に自分がキレてY君と喧嘩になって倒すことをイメージしてたんですけど、しゃべれない私はキレる部分が絶対できないから喧嘩を始めように始められない。
それで悶々としながらもいつもされるがままになってイジメられてました。
あとは自分で自分がキレるのが怖かったのもあるかもしれません。
しゃべれない私は言葉で相手を諭すようなこともできないからもしキレたら相手を殺すつもりでトコトン殴りまくるしかないんですよね。
さすがに子供の力で喧嘩しても相手は殺せないでしょうけど、自分がキレたらどこまで行っちゃうかわからなくてキレようにもキレれないのもあったと思います。
結局小学校卒業までY君にはやられっぱなしで一度も仕返しできずじまい。
当時は一度でいいからY君のことを思いっきりぶん殴ってやりたくてしょうがなかったんですが、まぁ今となってはどうでもいい話です。
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